優しい彼に愛されて。
絢音とは幼馴染ということもあって家もご近所。
お互いの家が自分の家というように頻繁に行き来している。
「絢音話したいことあるんだけど、今日行っていい?」
そう聞くと
「いいよ」
と笑顔で返してくれた。
絢音は本当に優しくて、お姉さんみたいな存在だよ。
「お邪魔します」
絢音の家に入るといつものように
「あら柚ちゃん。いらっしゃい」
とリビングのドアから絢音のおばさんが顔を出した。