優しい彼に愛されて。






そのまま私たちは2階にある絢音の部屋に入った。







ストンとベッドに腰を下ろした絢音は、床にある座布団の上に座った私を見て


「で、話って?」


と先を促した。








「あのね…今日あったことを聞いてほしくて…」






正直色々ありすぎて頭の中がパンクしそう。



どうせ自分で悩んでたって解決なんてしないって分かっていたから、絢音に話そうと思っていた。








「うん」



優しく答えてくれた絢音にちょっと心がホッとした。







「まずね…今日ね…




松本君に告白されたの…




それで…キスまでせがまれて…」








私はゆっくりと話し出した。





「え?松本君柚にそんなことしたの?」




「うん」





びっくりした顔の絢音に私はコクリと頷いた。





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