プラトニック
ロビーに下りたところで、瑠衣たちのグループを発見した。
「あっ、水野先生。メリクリー」
その中のひとりに声をかけられ立ち止まる。
彼らはわたしの方に歩いてきた。
瑠衣と、涼子ちゃんと、あとのメンバーもいつも通りの顔ぶれ。
栗島くんの姿だけがなかった。
「みんな、こんな所に集まって何してんの?」
「今からクリスマス会なんです。って言っても、すぐそこのカラオケやけど」
と涼子ちゃんが答えた。
「今日は、めずらしく栗島くんがいないんやね」
「あいつは、ほら、これ」
そう言って瑠衣が、軽く握った右手を上下に振る。
何だろうと一瞬考えて、ギターのことだと、ピンときた。
「栗島、明日が初ライブやから今夜は猛特訓らしいですよ」
「あっ、水野先生。メリクリー」
その中のひとりに声をかけられ立ち止まる。
彼らはわたしの方に歩いてきた。
瑠衣と、涼子ちゃんと、あとのメンバーもいつも通りの顔ぶれ。
栗島くんの姿だけがなかった。
「みんな、こんな所に集まって何してんの?」
「今からクリスマス会なんです。って言っても、すぐそこのカラオケやけど」
と涼子ちゃんが答えた。
「今日は、めずらしく栗島くんがいないんやね」
「あいつは、ほら、これ」
そう言って瑠衣が、軽く握った右手を上下に振る。
何だろうと一瞬考えて、ギターのことだと、ピンときた。
「栗島、明日が初ライブやから今夜は猛特訓らしいですよ」