インディアン=スノー=ディ
他愛もない話も続いていた。
でも、
ぼくらはもう、
氷の入ったオレンジジュースを
飲まなかった。
誰かが言い出した訳ではなくて、
ただ、
なんとなく。
ぼくらにはもう、
氷の入ったオレンジジュースは
要らなかった。
「あ、あれ、
きっと今年最後の入道雲だよ。」
彼女が窓から外を見て言った。
「どうして、
あれが最後って解るのよ。」
ちえちゃんは、
そう言って笑ったけれど、
ぼくらは3人、
窓の所に座って、
その入道雲を見た。
今年最後の入道雲か。
夏は、
終わろうとしているのかもしれない。
でも、
ぼくらはもう、
氷の入ったオレンジジュースを
飲まなかった。
誰かが言い出した訳ではなくて、
ただ、
なんとなく。
ぼくらにはもう、
氷の入ったオレンジジュースは
要らなかった。
「あ、あれ、
きっと今年最後の入道雲だよ。」
彼女が窓から外を見て言った。
「どうして、
あれが最後って解るのよ。」
ちえちゃんは、
そう言って笑ったけれど、
ぼくらは3人、
窓の所に座って、
その入道雲を見た。
今年最後の入道雲か。
夏は、
終わろうとしているのかもしれない。