インディアン=スノー=ディ
彼女ははしゃいでいた。


雨が好きなの?
と聞くと、
しばらく考えて、

「雨が降ってる時の、
街の感じが好きなの。」

と、笑った。


確かに、
雨の音でうるさいくらいなのに、

街は
逆にひっそりとした感じで、
独特の、
寄せつけないような雰囲気だった。


そして、そこに
自分も参加してしまうと言う事は、

変に心を穏やかにさせ、
同時にワクワクさせた。
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