インディアン=スノー=ディ
彼女がいないだけで、
ぼくの毎日は、
なんだか急に
静かになった感じがした。


それは、
穏やかと言うのではなくて、
退屈で、
落ち着かない、
ぎこちない静かさだった。


彼女の言葉や行動に、
自分が
どれだけワクワクしていたかを
初めて意識した。


ちえちゃんが家に来たり、
ぼくが
ちえちゃんの所へ
行ったりしていたけれど、

「こうゆう時は
静かにしておいてあげた方がいい。」

と言う
ちえちゃんの言葉に、

今度ばかりは
ぼくも賛成だったので、
彼女に連絡したりはしなかった。


それでも、なんだか
オレンジジュースの味が
薄いような気が、
ぼくもちえちゃんもしていた。

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