インディアン=スノー=ディ
彼女は
少しも変わらなかった。


あの笑顔も、
ぼくをワクワクさせるような
言動も、

まるで
ぼくの知っている彼女だった。


それは、
「森くん」というコイビトが、
元から存在しなかったかのような、

もしくは
「森くん」と何事もなく、
うまく行っているような…、

そんなふうに見えた。


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