インディアン=スノー=ディ
「なんかさ、
2階の窓から宙返りして、
見事な着地がしたくなるような
晴れだねぇ。」
彼女が
窓から身を乗り出して言うのを、
ちえちゃんが笑いながら言い返した。
「どんな晴れよ、それ。
ずいぶん危ない晴れ方じゃない。」
「ちがーう。
そうじゃないよ。
解んないかなぁ。」
残された仔犬は、
誰かが
段ボールの側を通るのを
待つのだろうか。
それとも、
1人で段ボールを這い出て、
歩き出すのだろうか。
2階の窓から宙返りして、
見事な着地がしたくなるような
晴れだねぇ。」
彼女が
窓から身を乗り出して言うのを、
ちえちゃんが笑いながら言い返した。
「どんな晴れよ、それ。
ずいぶん危ない晴れ方じゃない。」
「ちがーう。
そうじゃないよ。
解んないかなぁ。」
残された仔犬は、
誰かが
段ボールの側を通るのを
待つのだろうか。
それとも、
1人で段ボールを這い出て、
歩き出すのだろうか。