青色キャンバス



「秋君は大事な……」

「大事な…?」


大事な人……
少なくてもいなくなったら悲しいと思える人…


「秋君も菜緒ちゃんも、大事な私の友達だよ…」


失いたくない人達……


―ドカッ


秋君は椅子に座ってうなだれる。


「まだ5月……いや、もう5月……」


何かをぶつぶつ呟いている。



「あ、秋君?」

「佐藤先輩と同レベルか……」



うん???
な、何の話しなんだ??


「ちょっ…それは聞き捨てならないよ!!私と同レベがそんなに嫌とな!?」


菜緒ちゃんが秋君にベッドロックをかます。












< 127 / 214 >

この作品をシェア

pagetop