青色キャンバス
「秋君は大事な……」
「大事な…?」
大事な人……
少なくてもいなくなったら悲しいと思える人…
「秋君も菜緒ちゃんも、大事な私の友達だよ…」
失いたくない人達……
―ドカッ
秋君は椅子に座ってうなだれる。
「まだ5月……いや、もう5月……」
何かをぶつぶつ呟いている。
「あ、秋君?」
「佐藤先輩と同レベルか……」
うん???
な、何の話しなんだ??
「ちょっ…それは聞き捨てならないよ!!私と同レベがそんなに嫌とな!?」
菜緒ちゃんが秋君にベッドロックをかます。