青色キャンバス
「沢山、傷ついていたんでしょう?もう、幸せになって?私は雛ちゃんをもう一人の娘だと思ってるの。だから、幸せになって」
「光子さん…………っ、ありがとうございます。私、もう一人、大切な人が出来たんです。私の全てを受け入れて、好きになってくれた人と出会いました。私、その人と生きていらきます」
秋君と、残りの時間を精一杯生きるよ。
蛍ちゃんが繋いでくれた命だから……
「えぇ、たまに、私に顔を見せてくれたら嬉しいわ。素敵な笑顔をね」
柔らかく微笑む光子さんさに、私も笑みを返す。
また1つ、私は前に進めたのだと思う。
もっと、もっと、時間を大切にしよう。
そして後悔の無いように生きていくからね、蛍ちゃん。
たから、そこから見ていて………?