青色キャンバス
「男に可愛さとか綺麗さを求められても困るんだけど。だって俺180㎝もあるのに可愛いって…女顔なんか…」
ごにょごにょと何かを言いながら秋君はしゃがみ込む。
「俺は男だっつの…」
「あははっ…秋君、秋君は格好良いよ」
「笑いながら言われても」
秋君はムスッとしながら私を見上げる。
「秋君は格好良いよ」
「先輩………」
秋君は照れたのか顔がほんのり赤い。
でもこういう所は…
「可愛いなぁ」
「…先輩………」
「さ、ご飯、ご飯」
秋君は下から私を睨む。
また秋君の期限が悪くなりそうなのでご飯の準備を再開した。