桜涙 ~キミとの約束~
あいつらに言った言葉の半分以上はオレの本音。
小春が死んじゃうなら、オレも死にたい。
未来に希望なんてないというなら、生きていても仕方ない。
小春と出会ったあの日から、オレの中心にはいつも
『リク』
あったかくて優しい、陽だまりのような
小春の存在があったんだ。
それがなくなってしまうというなら。
「ホント……殺してくれればよかったのに」
吐き出し、自嘲気味に笑った時だった。