桜涙 ~キミとの約束~


「ずっとずっと、一緒にいるよ」


幼い頃に交わした言葉を、もう一度。

するとリクは、一瞬涙で声をつまらせてから。


「ずっと、一緒?」


小さなリクと、同じ質問を微笑みと共に投げかけた。

私は笑みを浮かべ、リクの手を握り返す。

そして……


「約束」


私が静かに声にすると、リクは柔らかく頬を緩ませた──‥



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