もうひとつの恋
わかってる。八つ当たりの原因は元カレへの嫉妬だ。
自分が若造過ぎて美咲さんを満足させてないんじゃないかと急に不安になる。
その不安を消し去ろうとして、俺は美咲さんにあれから初めてのキスをした。
「……んっ」
覗きこんだ状態で、急に唇を奪われて、彼女は驚きながらも甘い声を出した。
その声に触発されるように、俺は右手で美咲さんの後頭部を押さえて、こないだよりも激しく口づける。
そのままラグの上に押し倒すと、彼女は俺の胸を思いきり両手で押し返してきた。
驚いて唇を離すと、美咲さんはゆっくりと起き上がって涙を浮かべた。
「はぁ…はぁ……やめ……て?」
何でだよ?
俺達、恋人同士じゃないのかよ。
何で拒否するんだよ……
拒まれた意味がわからずに、俺はただ呆然と美咲さんを見つめた。
彼女はそんな俺を、顔を歪ませて睨み返す。
「勘違いしないで?
桜井が嫌な訳じゃない……
だけど……苛々を静めるために欲望をぶつけられたら……
そんなの受け入れられないよ!」
自分が若造過ぎて美咲さんを満足させてないんじゃないかと急に不安になる。
その不安を消し去ろうとして、俺は美咲さんにあれから初めてのキスをした。
「……んっ」
覗きこんだ状態で、急に唇を奪われて、彼女は驚きながらも甘い声を出した。
その声に触発されるように、俺は右手で美咲さんの後頭部を押さえて、こないだよりも激しく口づける。
そのままラグの上に押し倒すと、彼女は俺の胸を思いきり両手で押し返してきた。
驚いて唇を離すと、美咲さんはゆっくりと起き上がって涙を浮かべた。
「はぁ…はぁ……やめ……て?」
何でだよ?
俺達、恋人同士じゃないのかよ。
何で拒否するんだよ……
拒まれた意味がわからずに、俺はただ呆然と美咲さんを見つめた。
彼女はそんな俺を、顔を歪ませて睨み返す。
「勘違いしないで?
桜井が嫌な訳じゃない……
だけど……苛々を静めるために欲望をぶつけられたら……
そんなの受け入れられないよ!」