もうひとつの恋
「美咲……
俺のこと純て呼んでみて?」
何だか違和感があるけれど、まあ結婚してもうすぐ3年になるわけだし……
このくらいなんてことないかもしれないな……
もっと早くこうしとけば良かったとさえ俺は思った。
ふと美咲さんを見てみると、さっきよりもさらに真っ赤になって恥ずかしそうに手で口を覆っている。
「ちょっ!何照れてんの?
こっちまで恥ずかしくなるじゃない……ですか」
あっ、やべっ……
また敬語になっちゃった……
「いや……あの……
もう一回言ってみて?」
ちょっと上目遣いにそう言ってくる美咲さんは、どうやら俺の呼び捨てバージョンを気に入ってくれたらしい。
まったく自分のことは棚に上げて、何おねだりしてんだか……
「美咲さんが純て呼んでくれたら、またさっきみたいに言ってあげますよ」
フッと不敵な笑いを浮かべながらそう言うと、負けん気の強い美咲さんにスイッチが入ったみたいだ。
「わかったわよ!
そっ、そのくらい言えるもん」
さっき散々言えなかったくせにと思ったけれど、それは口にはしないことにする。
俺のこと純て呼んでみて?」
何だか違和感があるけれど、まあ結婚してもうすぐ3年になるわけだし……
このくらいなんてことないかもしれないな……
もっと早くこうしとけば良かったとさえ俺は思った。
ふと美咲さんを見てみると、さっきよりもさらに真っ赤になって恥ずかしそうに手で口を覆っている。
「ちょっ!何照れてんの?
こっちまで恥ずかしくなるじゃない……ですか」
あっ、やべっ……
また敬語になっちゃった……
「いや……あの……
もう一回言ってみて?」
ちょっと上目遣いにそう言ってくる美咲さんは、どうやら俺の呼び捨てバージョンを気に入ってくれたらしい。
まったく自分のことは棚に上げて、何おねだりしてんだか……
「美咲さんが純て呼んでくれたら、またさっきみたいに言ってあげますよ」
フッと不敵な笑いを浮かべながらそう言うと、負けん気の強い美咲さんにスイッチが入ったみたいだ。
「わかったわよ!
そっ、そのくらい言えるもん」
さっき散々言えなかったくせにと思ったけれど、それは口にはしないことにする。