もうひとつの恋
「えぇ~、もねはおそとでパパとチュウしてもだいじょうぶだもん」


我が娘ながら、そんな赤裸々な告白をしていいんだろうかと心配する俺に、萌音は可愛い唇をブチュッと押し付けてくる。


その様子を見ていた美咲は、心底呆れたように溜め息をつきながら、バカ親子なんだから、と最後には可笑しそうに笑っていた。
















END
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