私のいじわるS彼氏。
わぁぁ。。キレイな学校!
ここが今日から私の通う紅陽高校かぁ
私は大きな門の下で
これからの高校生ライフに
心踊らせていた。
…うん、確かついさっきまでは。
「ジャマなんだけど。」
「へっ?」
突然聞こえてきた声に顔をあげると。。
ぅゎ…格好いい。
短髪の黒髪に透き通った瞳が印象的な
世に言う王子様が立っていた。
「あのさ、ジャマだから。」
「あ、すみません」
「てかさっきから人の顔ジロジロ見てんじゃねーよ」
…はぁ!?ちょっと待ってよ。
いや、確かに見てはいたけど
その言い方はないじゃない。
「別に見てませんけど」
「あっそ」
ぅっわ、本当にむかつく。
なんなのコイツ。
この最悪な出会いが私とS男の
運命の恋のはじまり……
そして波乱の幕開け
記念すべき1日目だった。