野球少年に恋をした。



「でも……」



と、洸ちゃんが続けた



「先輩が見当たらないんだ」



「え?」



「今日、学校に来てないっぽいんだ…」



「本当に?」



うそ…



どうしよう…



「おい!陽菜!」



私は気づいたら走っていた



「走るなっ!陽菜っ!」



洸ちゃんがそう叫んでいたけど、私は無我夢中だった


先輩が学校に来ていないなんてありえない



私は先輩がいそうな所を探した



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