野球少年に恋をした。
追いかける夢
帰り道
この前とは違って、先輩と手を繋いで帰る
夢みたい
チラッと先輩を見ると目が合ってしまった
私は慌てて反らす
「ん?どうした?」
「いえ、何でも…」
「本当に〜?」
「何でもないです!それより、顔近いですっ!」
先輩は私を覗き込んでいる
「顔、赤いよ?」
意地悪っぽく先輩が言う
「もー!わかってるくせにっ!」
「おー、何か新鮮」
「え、何がですか?」
「何だと思う?」
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追いかける夢