野球少年に恋をした。
「来年、絶対に陽菜ちゃんを甲子園に連れていくから」
「え?」
「練習中、カッコ悪いところを見せるかもしれない。挫折して甲子園の道を諦めるかもしれない。それでも…着いてきてくれる?」
あぁ…
先輩は私にもう一度告白しているんだ
大事な大事な夢を
「…カッコ悪いところも、どんなところも先輩の全てが好きです。挫折して甲子園の夢を諦めそうになったら、私が先輩を励まします!先輩が夢を諦めないように私が支えます。だから…」
私が言葉を言い終わる前に、先輩が立った