野球少年に恋をした。



知らないっ!



先輩なんか知らないんだから



私は走って階段を降りた



「待てよ!陽菜ちゃん!」


先輩も追いかけてくる



追いかけて来ないでよ…



先輩のバカ



「おい!走るな!陽菜ちゃん!…陽菜っ!」



私はビクッとなって立ち止まった



先輩が私を呼び捨てした?


って、そんなことはどうでも良い!



とにかく走ろう



っと思った時には遅かった


先輩にがっちり肩を掴まれていた



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