野球少年に恋をした。
何のこっちゃ私にはわからない
ただ先輩に担がれているだけ
『2年B組神山祐くん1位です!』
放送部のアナウンスが聞こえて、やっと理解できた
あ、借り物競争か…
先輩は私を地面に降ろした
「先輩、大丈夫ですか?」
先輩の汗はハンパない
私は持っていたタオルで拭いてあげた
「おっ、サンキュー」
「もうっ!いきなり連れ出すから何かと思いました!」
「いやぁ〜、このお題は陽菜しかいなかったから」
「どんなことが書かれていたんですか?」