野球少年に恋をした。



先輩はポケットから紙を取り出して、私に見せた



「“大切な人”?」



そこにはそう書かれていた


「ね?陽菜しかいないでしょ?」



「…///」



「陽菜が軽かったから1位取れたんだよ!てか、お前ちゃんと飯食ってるの?」


「軽くなんか無いですよ!飯ちゃんと食ってます!」


「ふっ…わかったわかった」



先輩は笑って私の頭を軽くポンッと叩いた



「じゃあ、陽菜仕事頑張れよ」



「先輩こそ!…怪我しないで下さいね」



「おうっ」



そう言葉を交わして、私は救護所に戻った



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