野球少年に恋をした。



病院に着くと、私はナースステーションで先輩がどこにいるかを聞いた



「神山っ…神山祐が運ばれたはずですが!どこですか?」



「神山さんなら集中治療室です」



「ありがとうございます」


私は集中治療室まで走った


廊下には、茉里先輩と野球部の顧問と監督、そして見たこと無い夫婦



「はぁっ…はぁっ…」



「陽菜ちゃん!」



「茉里先輩っ!…先輩は?先輩は?!」



「陽菜ちゃん落ち着いて!今、治療中だから」



「貴女が東陽菜ちゃん?」


女の人が私に問いかけた



この人って…



「神山祐の母です」



「父です」



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