野球少年に恋をした。



「…命に別状は無いと言いましたが、祐くんは今回の事故で肩を壊しています」


「え?」



一瞬、呼吸が止まったかと思った



どーゆうこと?



「もう、今までの投球は無理でしょう。もし、無理に投球をしてしまったら日常生活に支障をきたすことになります」



何を言っているのかわからない



先輩が野球できないってこと?



何をこの人は言ってるの?


この人は誰?悪魔?



「野球はもう…」



それを聞いた瞬間、茉里先輩が泣き崩れた



顧問、監督もショックを隠せないようだ



先輩のお母さんも涙を拭っている



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