野球少年に恋をした。



私だけ真実を受け止められない



私だけ…



私は…どうすれば良いの?


医師の話が終わり、私達は病室に行った



「先…輩」



私は先輩の手を握った



「陽菜ちゃん、祐を支えてあげてね」



そう、先輩のお母さんに言われた



「はい…」



先輩は眠っている



先輩は麻酔が切れたら起きると医師が言っていた



先輩…起きないで



きっと絶望する…



野球一筋の先輩でなおかつ、ピッチャーの先輩からしたら肩を壊したなんて知ったら



きっと



絶望する…



< 214 / 324 >

この作品をシェア

pagetop