野球少年に恋をした。



「祐ちゃん!祐ちゃん!」


祐ちゃんの意識は無い



祐ちゃん…



私のせいだ!私が歩道橋を渡ろうなんて言ったから



「祐ちゃん!」



しばらくして救急車が来て、私達は中央病院に運ばれた



「祐ちゃん…」



祐ちゃんは救急治療室で治療中



祐ちゃんの両親も慌ててやってきた



「茉里ちゃん!怪我は無い?」



「はい…」



「祐なら大丈夫よ!きっと!」



「…あの!祐ちゃんの携帯借りても良いですか?」



私は祐ちゃんの鞄から携帯を取って言った



「ええ、構わないけど…誰かに連絡?」



「はい…祐ちゃんの……彼女に…」



そう言って私は陽菜ちゃんに電話した



陽菜ちゃんはしばらくしてからやって来た



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