野球少年に恋をした。
私はしばらくして陽菜ちゃんを呼んだ
陽菜ちゃんに祐ちゃんが何故怪我をしたのか説明した
「私が悪いの…」
「茉里先輩は悪くないです。先輩らしいですね、子どもを守るなんて!もっと好きになりました」
ズキッ
陽菜ちゃんの言葉はストレート過ぎて胸が痛む
「陽菜ちゃん…」
「はい」
「私ね、祐ちゃんのことが好きなの」
「………え?」
「小さい頃から祐ちゃんが大好きなの」
「………」
陽菜ちゃんは困惑している
「だから私、祐ちゃんを近くで支えたいの」
「……それは…」
「ごめんね陽菜ちゃん。祐ちゃんがこんな時に言うなんて間違ってると思う。でも、もう抑えきれないの」