野球少年に恋をした。



「先輩っ…」



「どうしたんだよ」



すると、良いタイミングで医師が入ってきた



「目覚めましたか」



「俺はどこを怪我したんですか?」



俺は医師から怪我の状況を聞いた



絶望的だった



「…もう…ボールを投げれない?」



「残念ながら、説明した通りです」



嘘だろ?



何で?何でだよ!



「退院はすぐ出来るでしょう」



そう言うと医師は出ていった



陽菜は泣いている



「先輩っ…ひっく…」



「大丈夫だよ、陽菜」



「え…?」



「右で投げれなくなっただけだ。他にもボールを投げる方法はあるさ」



そう言って、俺は陽菜の頭をポンッと叩いた



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