野球少年に恋をした。
「…そう…だったんだ」
しばらく沈黙が流れた
私は何て言えばいいのかわからなかった
そんな沈黙を破ったのはりっちゃんだった
「…陽菜は…洸が好き?」
「え?」
「私ね、ずっと前から洸が好き。今でもそう…」
「りっちゃん…」
「でもね、陽菜には言えなかった」
「え?」
「洸が陽菜を好きだってこと、薄々気づいてたから」
そうだったんだ…
じゃあ、りっちゃんも陰で苦しんでいたんだね…