野球少年に恋をした。



「先生、陽菜は?」



「大丈夫。貧血よ」



「よかった〜」



ひとまず安心だ



「陽菜ちゃんの近くにいてあげてちょうだい。私、今から会議だし」



「わかりました」



俺は陽菜の近くの椅子に座り、陽菜が目を覚ますのを待った



陽菜…



陽菜、早く起きて



君に伝えたいことがいっぱいあるんだ



しばらくして、陽菜はゆっくり瞳を開けた



「…ん…」



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