野球少年に恋をした。
「…陽菜!」
陽菜はボーッとこちらを見ている
しばらくして、陽菜は呟いた
「先……輩?」
「陽菜…」
俺がそう言うと、陽菜は起き上がり俺に抱きついた
「先輩っ…先輩…」
俺もまた、陽菜を抱きしめた
「陽菜…」
陽菜は俺の胸で泣いていた
「っ…先輩っ…私っ…」
「ごめんな陽菜…いっぱい傷つけて、本当にごめん」
陽菜は俺の胸の中で首を振った
「うんん。先輩は悪くない…意地張ってた私が悪いの」