野球少年に恋をした。



「辛くなったり、逃げ出したくなったりした時はこの傷を思い出してくれれば、私は嬉しいです」



「…っ…馬鹿」



「え?」



「陽菜はいつもそう。夢のために自分を傷つける…」


「…先輩」



「…俺、夢に向かって頑張る。だから、これ以上自分を傷つけないでくれ」



「……わかりました」



「じゃあ、指切りな」



そう言って私達は約束をした



「…ふふっ」



「ははっ」



私達は笑い合った



久しぶりに笑ったかも…



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