野球少年に恋をした。



私はずっと茉里先輩の背中を見ていた



「陽菜」



「先輩!」



声がしたほうを見ると、そこには先輩が立っていた



大好きな先輩



「何かあった?」



「いえ、何もないです!」


「そっ…じゃあ、帰ろっか」



そう言って、先輩が手を差し出した



私はその手をギュッと握りしめた



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