野球少年に恋をした。



「俺だって、今日練習集中できなくてさ…」



「え?先輩が?」



あ…思わず口に出ちゃった


「監督に怒られたよ。ハハハッ…」



先輩でも…



そういうことあるんだ



「だからおあいこな」



そう言って先輩が笑うから、もっと好きになる



「はい、あの、明日から頑張ってください」



「おーっ」



そう言ってその日は別れた


その日の夜―



ゴロゴロしていると携帯が鳴った



〜♪



「ん?誰だろう」



ディスプレイには知らない番号



「一応、出てみよ…もしもし?」



「あ、陽菜ちゃん?」



「茉里先輩?!」



意外な人からの電話だ



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