野球少年に恋をした。
「ヤッベーッ!」
洸ちゃんは走って行ってしまった
相変わらず馬鹿な奴だ
「りっちゃんありがとう!」
「良いのよ♪ほら、行くよ!」
「うん!」
私達も早歩きで目的地へと向かった
靴を履いて外に出ると、グランドが見える場所には人だかりが…
「あー…出遅れたね」
「うん。でも仕方ないよね…」
「陽菜〜、落ち込んでる?」
「うんん。大丈夫」
私達はかろうじてグランドを見ることができる場所を探し、そこから野球部の練習を眺めた
そう…
私達は野球部の練習を見に行ったのだ
放課後になると女子生徒がグランド近くに群がる
早く行って見やすい場所を確保するのだ