Love Again【番外編集】
家に帰り、拓海さんがシャワーを浴びていた時、家の電話が鳴った。





「はい、早坂です。」




『………』





「もしもし?」





『こんばんわ。亜希、チャンだった…かしら?』




電話を通してだと直接聞くのと多少は違う声質。でもわかってしまう。




「みちるさん…ですか?」



『あら?あまり驚いてないみたいね。』




…驚いてるに決まってる。だって、どうして私の名前を?




どうして電話なんて…






黙ってる私の心中を察したのか、受話器の向こうからクスクス笑い声が聞こえてくる。





その笑い声がやけに耳に響いた…
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