Love Again【番外編集】
――嘘だと直感的に思った。



連絡して来る理由がわからないなら…
拓海さんの性格上、何度も連絡来るくらいなら、話を聞かずに切るなんてしない。きっとはっきりさせて終わらせてるはず。




どうして電話してくるのか、拓海さんはわかってて…拒否してる――



「電話かかってくる度私が側にいたから…話せなかったの?」



私がいなければ、拓海さんはどうしてた?




「私が、家にいた…せい?」






グイっと引き寄せられて、息が出来ないくらい 強く抱きしめられる。




『泣くな…ごめん、悲しい思いさせてごめんっ…』



言われて私、涙が出てたんだと気付いた。




『亜希のせいじゃない…俺には、亜希しかいないんだ…だから…頼むからそんな事言うなよ…。』
< 104 / 359 >

この作品をシェア

pagetop