Love Again【番外編集】
『俺も寝るよ?ただ亜希が眠るまでは起きてるって事。』




泣いて少し赤くなった瞼にキスをくれる拓海さん。




『少し熱持ってる…これ以上泣いたら、腫れるぞ?亜希、すぐ目腫れるから…』




そして、赤くなってるだろう鼻にもキス。




『ここは、やっぱり冷たい。』










初めて拓海さんと結ばれた日を思い出す。



あの時もこうやってキスしてくれたよね?




目に、鼻に…優しく触れる拓海さんの唇が、愛おしく感じるのに…




どうして不安になるんだろう。




もっと…強引に、いつもの様に私を困らせるくらい強引に求めてくれれば、いいのに…





優しくされればされるほど、切なくて…拓海さんが何を考えてるのかわからなくて不安が増すの。



『…どうして、また泣いてる?』



私は拓海さんの唇に自分からキスをした。


軽いキスじゃなくて…深いキス…



拓海さんが戸惑っているのが、伝わってくる。




唇を離して見つめる私を拓海さんも見つめてくる。
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