Love Again【番外編集】
考えてみたら、みちるさんは職場には姿を現していない。



拓海さんがここで働いていた事も知らなかったって事なんだ…



なのに、私がここで働いているとわかったら?




もし…拓海さんがいるとわかったら…




『亜希!?顔真っ青!大丈夫!!?やっぱりあの人に話さない方が良かった?』



「…大…丈夫…」




なんとか、そう答えたけれど…どうしよう…大丈夫じゃない…





拓海さんは、今日はまだ仕事をしてる。
私が帰った後に、もしみちるさんが待ち伏せなんかしてたら…




二人が会うことになったら…




『亜希?どうしたの!?』




「ちょっと…やり残した仕事思い出したから…」




私は脱ぎかけてた制服をまた着直した。
拓海さんの側から離れて、最悪の状況にならない為に拓海さんが終わるまで待とうと決めた。





『具合良くなさそうだし、無理しないでね?』




そう言って更衣室を出る奈緒を見送って、着替えを済ませて、私はまた拓海さんのいる部屋へ戻ろうとした。
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