Love Again【番外編集】

私はアイマスクを外して、拓海さんの顔を両手で包んだ。



『…見んなよ。俺、すげー情けない顔してるから…』



「拓海さん、話してくれてありがとう…。そりゃ少し悲しい話だけど、でも…ちゃんと伝わったから…
拓海さんが私の事、大切に想ってくれてる事ちゃんと伝わったから。」




今なら、心から過去の事は気にしない。平気だって言えるよ…





『…俺こそ、過去も含めて受け入れてくれてありがとう…』




優しく触れるだけのキスをされる。




『そろそろ上がるか。』



「うん…。」




二人とも少し照れ臭そうに、でも…心からの笑顔で浴室を出た。