Love Again【番外編集】
本を目を移した亜希のスキを見て雄太は俺に




アッカンベー




舌を出して来た…




…上等じゃねーか…




コイツまだ亜希の事母親にしたいなんて考えてるな?



悪いけどそれはもう叶わねーよ?




大人気ないと思いながらもむっとした俺は亜希の座るソファの隣に座って肩を抱いた。




『た、拓海さん!?』




驚いた顔で見上げる亜希。



「俺、この話知らないから俺にも読んで聞かせて?」



耳元で雄太に見せつけるように話しかける。




今度は雄太がむっとした顔で俺と亜希の間に割って入った。




『おじちゃんは後で自分で読んでっ!今は僕が読んでもらうのっ!』




おじちゃんだと?




片眉がピクリと上に上がったのを亜希がめざとく見て



『拓海さん。とりあえず雄太くんの言う通りにしてあげよ?ね?』


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