Love Again【番外編集】
「うん。そうだね…明日会えるんだしね。ごめん…」


『明日、仕事終わったらすぐに電話する。』




「わかった。あ、あとね聞きたい事があるの。さっき電話したら、なんか女の人が電話に出たんだけど…」


そうだ。すっかり忘れてた。事故でも紛失でもなければ、何故康太の電話に女性が出たの?



『えっ!?…回線が混線でもしてたんじゃない?俺は知らないよ?』



こんなに携帯の普及が増えて、そんな事ってあるのかな。




「そっか…。ならいいの。
康太、お誕生日おめでとう!」



『ありがとう。それじゃあ、お休み。』






電話が切れて、私は来た道を戻ろうと歩き出した。



康太のアパートからすぐの曲がり角を曲がった時に、向かいから走ってくるタクシー。なんとなく見てた。



あれ?




今乗ってたのって…






後ろを振り返り、角を曲がるタクシー。


角からそっと覗くと康太のアパート前で停まった。



少しして降りて来たのは、康太。



やっぱり!見間違いじゃなかった!!
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