Love Again【番外編集】
晴香の作ってくれたご飯を2人で食べる事から、1人で食べる事へ変わってしまった。



それも、普通に当たり前と受け止めてしまっていて。





だから、無くなって初めて気付く晴香の変化。





それにも気付くまでにしばらくかかった。










ようやく仕事も要領よくこなせるようになってきて、担当する歯科医院からのクレームも無くなってきた。



初めて定時であがれた金曜日。先輩からの断れない誘いも今日はない。



俺は晴香に電話をかけた。





『もしもし?』



「晴香?今日仕事早く終わってさ、明日、明後日も休みだし、久々にゆっくり会いたいな。」



『うん。』



「晴香は今どこ?」


『今、大学の図書館にいるの。もう帰るところ。』


大学か。だったら、俺の家で待っててもらおうかな。


「俺の家で待っててくれる?すぐに帰るから。」



けれど、晴香は何も言わない。



「晴香?」



『えっと…大学で待ってちゃ駄目?』



「大学で?…別にいいけど…」


家からも近いし、構わないけど…
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