Love Again【番外編集】

『じゃあ何でｯ―ううｯ…』

「あの日、俺が注文受けた物を、あの女の子が入力ミスして。その対応に追われてたんだ。」



使用期限のある材料を大量に発注してしまって、しかもあまり利用する歯科医院もなくて大変だった。



「連帯責任って事で、こっぴどく叱られた。その後で先輩が飲みに連れていってくれて、励ましてくれたんだけど…女の子すげー酔っちゃって。」



そんな女の子を送るように言い付けられた。



「先輩に送るように言われたけど、いくら聞いても泥酔してて、住所も教えてくれないし。」


仕方なく家に連れて帰った。まさか晴香が見てるなんて思わなかった。



『…そんなの信じないっ』



「本当だよ。信じて？」



『…電気…』



「ベッドに寝かせて、少ししてから俺は、家を出て朝までファミレスにいたよ。」



俺が部屋を出たのは見ていなかったんだろうな。
だから、こんなに不安にさせた。



「晴香がいたなんて知らなくて、不安にさせてごめん。」


それに、いくら何も無かったとは言え、家に入れるのはいけないよな。軽率だった…