Love Again【番外編集】
亜希の事になると、亜希の気持ちなんて一切無視して、勝手になんでも行動起こすのに…




私の時もそうして欲しい。何でも私のいう通りになんてしないでよ。



亜希と、早坂主任の様に…二人で色々相談して決めていきたいよ…。








『…奈緒!?』



俯いて歩く私に前方から掛けられた声。



顔を上げて、思わず立ち止まってしまった。




『やっぱり、奈緒だ。…久しぶり。』



『誠…』




別れた元カレが立っていた。



日曜だというのにスーツ姿で鞄を持っている。




「…き、今日も仕事?」



付き合っていた頃、日曜も返上して働いてた事を思い出す。




『うん。でも終わってこれから帰る所。奈緒は?』




「私は買い物でもしようかなと考えてた所。」




不思議…もう会うこともないと思ってたのに、こんな普通に話してるなんて。




『そうなんだ。じゃあさ、飯、付き合ってくれない?』



「えっ?こ、困るよ。」



『いいじゃん。久しぶりに会ったんだし。な?』



私の腕を掴んで目の先にあった店へ進む誠。




「ち、ちょっと困るってば…」



私の意見なんて一切無視で、そのまま店の中へと入ってしまった。
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