Love Again【番外編集】
カウンターの側にに大きな観葉植物のイミテーションが置いてあって、その前の席へ着く。


後ろを向くと店の奥には、沢山のテーブル席。


観葉植物が盾になって俺の姿は、入り口付近のトイレへ行く時位しか見えない。


調度良い席があった。



店員にビールを頼んで、おしぼりで手を拭きながら、カウンター席の後ろ奥に広がるフロアを眺めた。







凄く近くのテーブル席に座る晴香の背中を見つけた。



近っ!!



晴香が後ろ向いてて助かった。じゃなきゃ、こんな至近距離、絶対ばれるって。


でも調度良かった。まだ店内はそんなに混でないし、耳を澄ませば声も聞こえてくる。



店員の持って来たビールとお通しを口に運びながら、すぐ後ろにいる席の話を聞こうと意識を集中させる。
< 195 / 359 >

この作品をシェア

pagetop