Love Again【番外編集】
照れ臭くなってつい顔を反らしてしまう。



『康太?』



「あーそういえばさ、俺昼間に晴香見かけたんだ。」


『うそ!?どこで?』



「就職説明会に向かおうとしてた時だと思う。…それで…気になる事が…」



立ち止まって晴香を見ると首を傾げる晴香。


「その…男と仲よさ気に…歩いてたっていうか…」



言ってて、情けない気持ちになってくる。最後の方は消え入りそうな自分の声に更に情けなさを痛感。



『…男??……あっ!?もしかして薫君の事??』



薫??尋ねられてもわかるわけもない。



『さっきの居酒屋で私の隣に座ってたんだけど。』


「そ、そいつだ!!」


『薫君がね?先輩達が話聞かせてくれるって誘ってくれたの。』


「そいつ…晴香の事狙ってたっぽいよな…」



『まさか!ないない!!』


いや、狙ってたって!
実際あの場で晴香を狙ってるって言ったの聞いてるし。しかも耳元でなんか囁いてたのも見てる。
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