Love Again【番外編集】
『薫君はね?私の友達の彼氏だから!』


「は?」



友達の…彼氏??



『サチって友達の彼氏なの。サチは公務員試験受けるから今日はいなかったけどね?』



「でもっ!なんか晴香の事狙ってるって…」


『サチにね、私の護衛頼まれてたらしいの。私、行くまで聞いてなかったんだけど、就職の相談ってのは単なる名目で、あの先輩達単に女の子達と飲みたかっただけみたい。私以外の女の子は合コン感覚で誘ったんだって。』


ちょっと膨れっ面の晴香。


『あの場で“実は合コン”って聞かされて。だから、話聞いてすぐ帰ろうとしたんだけど、薫君が、耳打ちしてくれてね?私の事ちゃんと手出しされないように守るからって…だから最後までいようって思ったんだけど、康太から連絡来たから結局退席しちゃった。薫君責められてないといいんだけど…』



「そ、そっか…はは…なんだ…」


体の力が抜けた。



『ねぇ…康太??』



「え?」



勘違いとわかって気の抜けた俺は気付いて無かった。


『なんで薫君が私を狙ってるって言ってたの知ってるの?』



「えっ!!?」





しまったっ!!
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