Love Again【番外編集】
当然の様に負けた私。


近くのコンビニにジュースを奢るために入った。



「直樹、どれがいいの?」


私は自分の分のお茶を手に持って尋ねる。



『俺、コレがいい。』



手にしてたのはアイスのピニョ。



「あ!それ好き。私にも1個頂戴ね。」




レジで会計を済ませて近くの公園へ向かう。




ベンチに腰掛けて、買ったお茶の蓋を開けて飲んだ。



「あっ!!それ!」


直樹の買ったピニョに1つだけ星型のピニョを発見した。



普通は丸い形のピニョ。ごく稀に入ってるって聞いたけど、見たのは初めて。



「うわぁ。星型のピニョ初めて見た!!直樹、その星型ピニョ私に頂戴!」



『は?ヤダよ。俺だって初めて見たんだし。』



そうしてあっさりと直樹の口の中。




「あぁ…狡い!買ったの私なのに!1個くれるっていったじゃん!」


そういってそっぽを向いてお茶を飲もうとした時だった。




頭をガシッと押さえられる。振り向いた瞬間――




直樹の唇が私の唇に重なった…




「んんッ!?」




口の中に冷たくて、甘い物が入ってくる。
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